この土日はふとした議論がきかっけで
厚生労働省社会・援護局
障害保健福祉部精神・障害保健課の
「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」
の過去資料を読んでいた。
ふとした議論というのは
街中のベンチについての話題から
ホームレス排除型ベンチの話になり、
ホームレスに話が及び、
ホームレスがホームレス生活をはじめてからの
平均寿命は平均して1年程度しかないらしいという
話がその場に出て、・・・自分が
本当に衝撃を受けてしまった
からである。
あとは、今週末よりNYで、
コモングラウンドコミュニティ(以下、CGC)
(米国のめちゃくちゃすごいホームレス支援NPO)
に伺うこともあって、日本の現状を理解しておきたいという
気持ちもあった。
CGCのホームレス支援の手法は
ホームレスに住居と雇用を、である。
シェルターを一時的に用意するだけでなく、
メンタルケアも行い、雇用訓練も行う。
CGCには今回で、二度目の訪問となるが、
5年前に伺ったとき、住居も雇用も大事だけど
「メンタルケア」が非常に重要と
おっしゃっていたのが記憶に残っている。
「メンタルケア」がないと
逆に住居→雇用→という風に先がないとも
話していた。しっかり考えてみれば
当然だが、その重要性はそのときはじめて
認識できたような気がした。
さて、話を冒頭の議論に戻すと、
日本では平成16年に厚生労働省において、
概ね10 年間の精神保健医療福祉改革の具体的
方向性を示した「精神保健医療福祉の改革ビジョン」
とやらが出されていて、どうやら
「入院医療中心から地域生活中心へ」という
基本理念が示されたようだ。
そして、今その具現策を練っている
段階のよう?であり、
「入院医療中心から地域生活中心へ」という
具体策に欠け、まったくもって何ら前の
反省をどう抜本的に
改革したらいいのかという処方箋は
未だ見出されていないようである。
「商店街を地域コミュニティの担い手へ」
という議論でもそうだが、
現行制度の機能不全が露呈化すると
主語のきわめてあいまいな「地域」が
担ぎ出されて、その「地域」を担う担い手として
既存業界団体がここぞとばかりに
顔を出してくるという構造は
どの分野でも同じようだ。
商店街でも、精神保健医療福祉分野でも、
環境でも、子育てでも、そういった
従来の業界団体に代わって
新しい公を担わんとする
新興事業型NPO等が、分野ごとのイノベーションを
起こすために闘うのではなく、
横串の横断連携を図れるような、そういった
「地域」を指向できたらいいと思う。
CGCはタイムズスクエアで
NPO法人タイムズスクエアアライアンスという
地権者等からなるダウンタウン再生組織と、
しっかり連携を図っている。
NPO法人タイムズスクエアアライアンスは
商店街活性化イベントもやるけど、
ホームレスを社会復帰させようという大掛かりな
福祉イベント(きちんと成果を出す)も
CGCなど、その分野のプロである
事業型NPOと、ともに仕掛けている。
松戸の商店街みたいに
「ホームレスが邪魔だから水をまいて対処する」
とかいう計画づくりなんて絶対しない。
そんなもんが、行政も商工会議所も一緒に出席している
テーブルに絶対のったりはしないのである。

ホームレスと鳩の糞対策、賑わい創出を目的として
出来たステージイベント〔当然補助金〕
posted by にしもとちひろ at 01:25|
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