久しぶりに会った高校時代の友人に普段何してるのかと
最もつまらないことを聞いたのに
彼女は「いちごアルデヒドをつくっている」と言った。
かいだこともない いちごアルデヒドが
なぜかむしょうに似合う。そんな女だ。
理系クラスにてセンター翌日文転
あれから早4年
私は彼女がつくったといういちごアルデヒドに
いちごアルデヒドをつくったという彼女に
そして、知的好奇心をほのかにくすぐるその可愛さにやられ、
ビッグサイトから就活セミナー帰りでぐったりしている
彼女に「いちごアルデヒドの作り方」を教えてくれとせがんだ。
私は恐る恐るベンゼン環を書いた。
切なき挫折前の思い出を頼りに一本一本丁寧に結合させた。
角々した見事な亀の甲。
それなのに彼女は「違う、二重結合が一個足りないよ」と途端に
猛スピードで新しいベンゼン環を殴り書く。
私にはどう見ても彼女が書いたのがベンゼン環に見えない。
彼女のベンゼン環は6角形のあの憧れの角々しさがない。
Cl-CH-COOH38.5gと蒸留したアセトフェノン
37.7gの混合物に室温、攪拌下2時間要して
KOtBu36gの無水tBuOH300mLを滴下する。
室温でさらに2時間攪拌するとイチゴのような赤色となる。
就活の第一波を目の前に恐れおののく彼女に
必ずいちごアルデヒドのお礼を。
2004年12月07日
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おどろいた。
自分でいちごアルデヒドの作り方をひっぱってくる。
そんな力を大切にしてね。
言おうか迷ったけれど言いたくなった。
イチゴのような赤色は不純物の色であり原因は不明なの。
でも
いちご味のお菓子の香りがするラズベリーピンクの液体を
私はみたよ。
いまでもロッカーはイチゴ臭。
ピンクとイチゴは絶対のもと決まっているんだー!!
と言いたいのに実験報告書に根拠のないことを書けないむなしさ。
いつまでたっても夢見がちな眼で将来をみたがる私の理系就職挑戦。
結果は随時伝えるよ。
みんなそう思っているでしょう
まあ、理由はうまくいえないけれどね。笑
元旦から見てくれるなんて、何気に嬉しくて笑っちゃたよ ありがとね∞