2010年01月06日

社会起業家の父“フランコ・バザーリア”


・小さい頃、近くにあった精神病院に
近寄ってはいけないといわれたこと。

近づいたら白い服を着た人が
外に出ていた。友達がその病院の
理事長の娘さんとわかってからは
何度も精神病院の広場で遊ぶ機会があった。

たまに白い服を着た人が叫んだ。

でも私だってでかい声で叫ぶときだってある。
お父さんだって夜中「シネ〜〜」って叫んでた。

小さい私は
お父さんの仕事は何の仕事?ってきいたら
役人に頭を下げることだって教わった。
で、お前も役人になれと言われた。
ちょっとそれは意味が通ってないと思った。
でもそういう思考方法をしてしまうくらい
お父さんは仕事は我慢の連続だった。
夜中叫ぶのは当然だ。
私たち家族はお父さんの我慢。

みんな多かれ少なかれ変で怖いときもある。
我慢し続けたら心が壊れる。お父さんも
わからないけど、我慢し続けたり何かあったら
壊れちゃったかもしれない。

でもなぜか
みんな絶対精神病院なんて自分は行かないと思ってる。
でももしかしたらこの後どんなことがあるかなんて
わからない。
でもみんな絶対精神病院なんて自分は行かないと思ってる。

・小さい頃、烏山神社はホームレスが
いるから近寄ってはいけないといわれたこと。

近づいたらすごい臭くて死にそうだった。
でも私だってお風呂に入らなかったら臭くなる。
美容院にいけないんだから、髪も伸びる。
爪も切れないんだから、薄く魔女のようになる。

ある日、前に同じマンションに住んでた
おじさんが烏山神社に大きな荷物を持って、居た。
おじさんは図書館にも居た。臭くなっていた。
おじさんは顔見知りだったから、挨拶した。
でもおじさんはおじさんだった。
住むところが同じじゃなくなったけど。
なんでマンションを出たのか知らない。
おじさんはもう私を忘れてしまったのかな。
覚えているのかな。最近、挨拶をしてくれない。

みんな多かれ少なかれ家を失ったりするときもある。
おじさんが何があったのかは
わからないけど、
職や家族や仲間を失ってしまったのかもしれない。
大きな借金を抱えたり、何かあったのかもしれない。

でもなぜか
みんな自分はホームレスなんてならないと思ってる。
でももしかしたらこの後どんなことがあるかなんて
わからない。

でもなぜか
みんな自分はホームレスなんてならないと思ってる。

私もそう思っている。

そういえば、
2009年に買いそびれた本を
新年アマゾンで買おうと思ったら
いきなり品切れで中古品が1700円近く高かった。

がっびょりんこである。

その本というのは、これなんだがご存知の方も
いらっしゃるかもしれないが、
イタリアに“フランコ・バザーリア”という
偉人がいた、その関連の書籍だ。

精神病院を捨てたイタリア捨てない日本
精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本
岩波書店 2009-10-07
売り上げラン
キング : 48013

おすすめ平均 star
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starイタリアの試みが詳しく書かれています
平等な人間関係を願うすべての人に役立つ

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バザーリアは30年近く前、精神病院を廃止させて、
日常復帰させるまったく新しい地域モデルを
考案し、精神病棟を閉じる法律
(通称:バザール法)の制定に尽力した
スーパー医師、今日的な文脈でいえば
社会起業家の父である。

下記、両方ともバザーリアのなくなったあと
どうイタリアの社会が変化したか、しなかったか、
今どういう状態にあるのか、
精神病患者と社会をめぐる映画
である。

「シ、プオ・ファーレ Si puo fare」(やればできるさ)
(ジュリオ・マンフレドニア監督)


「La meglio gioventu'」(輝ける青春)
(マルコ・トゥッリオ・ジョルダーノ監督)


はやく観たいんだけど、
どうしたら観られるんだろうなぁ。
どなたかわかったら教えてください!
posted by にしもとちひろ at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくりの会社をつくる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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