2010年05月13日

くすぐったい

にこたまんな、午後。

毎月1回、お稽古ごとのために
にこたま通いをしている。
私がちゃんと通ってる。
1年過ぎた。あいしてるんだと思う。

都心最後?の大規模再開発、真っ只中、
もんのすごい混雑なにこたまんの群衆。

はやく、改札を出ようとすると、
つばめがあの工事用仮囲いで真っ白な空間を
びゅんびゅん飛び交っていた。

子どもがその下でキャッキャ言ってる。
ママはしあわせそうにベビーカー。

しばらく眺めて、
これが、つばめの、故郷か、記憶か、と思って
ふと、後ろをくるり、で、
ブックファーストへなぜか入る。

これまた、突然、ブックファーストにこたま店から
中上健次をすべて持ち出してやろうと思いたち、
探す。(なぜ中上健次?故郷、居場所つながりか、
再開発地帯より彼の居場所を移動させたかったのか、
まったくの、思いつき。)

なんと19歳の地図と峠しかなかった。
枯木灘までいきませんでしたね、中上さん、、、
とか、ブツブツ思い、でも、おうちにあるのに、
なんで、今買わなきゃいけないんだろうね、とか
ブツブツ再度思い、しかしながら購入し、
晴天なにこたまへ繰り出す。

群衆、かきわけて進むと
高島屋の後ろにはちゃんと寂れた商店街があって
私をほっとさせる。

そして、ポツポツと、ちゃんと個店が
入っていて、やっぱり嬉しい!

靴屋(トレトレ※)とか!
※トレトレ出店
渋谷(後に閉店)→青山→
名古屋→大阪→銀座(後に閉店)
→ニコタマ→新宿
そう、ここでニコタマ出店!みたいなかんじ。

さて、寂れた商店街にある、お目当てのトンカツ屋。
特上ロースぜったいあると思ったのに、なくて
えーって、大ショック。ま、いいか。

19歳の地図を読む。

キャベツはいつも最後まで残り、
中上健次のおかずとしては、似合わない食感。

トンカツ・ペロリのおかげで、唇がテカテカね。

多摩川の土手に行く。
裸足になって草に足を下ろす。
くすぐったい。

遠くの野球を眺める。
19歳の地図を読む。

この調子だと夏に熊野大学
(中上健次のつくった私塾)とか行っちゃうなぁ
(おネツで)ってちょっと怖くなる。

でも、山形国際ドキュメンタリー映画祭もそうだけど
毎年毎年楽しみにしていても直前に
私はけっこう、忙しかったりを言い訳に、
結局行かない情熱が多い。

あいしてるものを観て、
失恋したり絶望したりするのが怖くなるのか、
それとも期待しないで待つのが苦手なのか。

でも、そんな臆病な情熱で
小胸をいっぱいにするのも
よくないので、情熱は情熱らしく昇華させて
あげられる、小さな居場所を用意してあげたい。

そう思っている(まる)
posted by にしもとちひろ at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | これが私たちの住むまち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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