2010年07月18日

真夜中のフライパンと静養中なあなた

クーラーが
翼が向きを変えるときに
ひっく、ひっくって
しゃっくりみたいに鳴く、気がする。

「こころ」を読んでいたら
むしょうに悲しくなってしまって、
でも料理をしたら、直った。

色の濃い野菜を高温でいためた。
オリーブオイルにあら塩。

そうだ、寝汗をかいた枕とお布団カバーを
洗ってあげよう。

回れ、回れ。

楽しくて何度もフタをあけて
回るのをみたいのに、バカな洗濯機が
ピーピーいって、止まってしまう。

銀座のあの、あれよ、あそこ、あの混んでる
日水土 (ヒミズツチ)とかいうお店、
違ったかな、あそこで
界面活性剤の入ってない、やさしくなりたい
とかいうとんでもない名前の洗剤を買った。

オーガニック系の店に行って、
馬鹿高い金額の宝石みたいな野菜たちをみたり、
やけに親切すぎる店員と客をみると
ひねくれもんの私はおっかなくなってしまって
急に体に悪そうな、あぶなっかしぃもんを
体が欲しているのに気づく。

惰眠。小説。音楽。
うなぎ、白焼き。酒。白ウインナー。
生ホタルイカ、生牡蠣。汗とセックス。

ああ、ホタルイカみたいに透明に透明になって
海をすーい、すい、いきたい。

でも、私みたいなアホな女に
頭から一口で内臓までペロリされて
おいしかったって、にっこり笑われちゃうのも
いやだな。

ああ、汗のつぶがまぶたに落ちてきた。
けだるい足首をうんと伸ばして、
どこかを動物みたいに、迷いなく全力で駆けていきたいのに
ずいぶん、長い間寝てしまった気がした。

まだ残る痛みから横断歩道を
早足でわたることくらいしかできないんだ。

ピクチャ 1.png
真夜中のフライパン
posted by にしもとちひろ at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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