2010年08月01日

美味という生命の短命かな

夏といえば、
三島と蝉とセックスだ。

哀しきかなあんなに美味なのに
いずれも短命だ。
いや、美味なものというのが
いずれも短命なのか。
よくわからない。

で、3つの中から、
私の日常、その辺の本屋で
気軽に、お金(552円税別)で
手に入れることのできた
金閣寺を読んでいる。

129 刷の文字に鳥肌。

汗が小胸の隙間を
つーっ、つーって流れる。
クーラーのスイッチを切る。
水をごくごく、飲む。
喉が騒ぐ。

気持ちがいい。
圧倒される。

なんだこの美味しい文章は。

すぐコトって、本を置いて
思わず、背骨をぐぅって伸ばして
海老ぞりになってしまう。

いや、なってしまいたい、ような
美味。

あ、蝉が鳴きやんだ。

ねぇ、もっと鳴いてよ。
布団で汗と一緒に寝返りを打ちながら
そう願うと、一瞬だけ
ジリ、ジリリと、彼は鳴いて
果てた。

ねえ、今年も8月がやってきたね。

とても短い、短い生命。
posted by にしもとちひろ at 17:28| Comment(1) | TrackBack(0) | まちの風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
熊本からです。
いつも読ませてもらってます。

西本さんの文章は、やっぱり詩的ですねぇ。
やたらと暑苦しい夏も、なんだか風情があるように感じてしまいます。

素敵な生き方されてますね。これからの御活躍を更に期待してます。

Posted by iwashan at 2010年08月02日 09:57
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