2010年10月18日

まよいねこ

チキンチキンと叫ぶ
ビア樽の客室乗務員が復路はゲイのお兄さんに
変わっただけで、一向に改善の兆しなく、
馬飯と冷凍庫の中で14H暮らし、無事帰国した。

いや、姉がくれた魔法のチケットで
アルコール摂取が可能となり、
劇的に私のフライトクオリテーィが向上したおかげで、
たくさんの絵を描いて過ごした。

短い滞在であったものの、
姉が出来るだけ日常@NYCの生活を、と
心配りしてくれたおかげで、
本当に自然な発見@日常があった。

楽しくて、笑ってたから
この足長の椅子から落ちるって
実はいつも思ってた。

姉は私にみんなの前で会うとたまに赤面していて、
私はまったく可愛い人!って
勝手に思っていたけど、それは私が大声で
間違った英語を話して、近づいてくるからだと
突然ある時、気づいたりして、ウヒヒ(ごめん!)とか
思ってた。

無事、NRTに到着したとき、
戻ってきたこととか、日本語が多いこととか
忘れてしまいたくって、ぼぉっとしていた。

手荷物がグルグル回ってきて、
みんな必死な形相でとろうとするんだけど、
私は別にとりたくもなくって、
あのベルトコンベアーに自分も乗って、
またあの冷凍庫機内に入れてほしいくらいだった。

で、またぼぉっとしていて、
自分のか、確認できたのは
MY NAMEじゃなくて、
姉の名前のシールで、であった。

姉が去年、まとめて
私たちの荷物を手続きしてくれたときのが
そのままだ、から、かぁなんて
去年を懐かしく思ったりして。

去年のこの時期の滞在も
生涯に1度(にしたい)のタイヘンな騒動中であり、
私はあの滞在で姉に出会うことがなかったら
あの経験を乗り越えることができなかったと思う。

トランクって不思議だ。
特にこのトランクは私の後にぴったりついているけど、
ちょっと足取りより半歩遅く、いろいろ経験させて
しまっているから、その遅い分の傷つけ方な分、
大切にしてあげないと、と思う。

姉の名前や弟の誕生日やいろいろシールが
貼ってあって、大好きな人が付いているのは
いまとなっちゃ、お守りみたいなもんだ。

そういえば、税関を通るとき、
ポケットに入っていたリンゴに気づき、
「言わなきゃばれないよ」が口癖の私に
姉が「犬が近づいてきてばれるから、
事前に食べなさい。」と朝、送り出してくれたことを
思い出して、怖くなったので咄嗟にかじる。

機内で渇ききっていた口の中に
思いもしないすっぱい果汁が広がった途端、
日本のりんごと比べて、すっぱいでしょ、
白雪姫もこのりんごを食べたと思うわ、日本の
りんごじゃなくて!とかいうキッチンな日常も
姉との夢のような楽しい滞在も、
ほんとうに終わってしまったのだと
思ったら、なぜか涙が出た。

珍しくちゃんと並べた
税関ラインから外れまいと、
全力で1個丸ごと食し、
涙を拭いて、税関を無事、通過。

もぉ、ワンちゃん、いなかったよ!

ワン子にほえられないなら、
もっと大事に大事に食べて
やるんだったって、歯の痛みと
口のすっぱさと会話する。

東京は曇り空で、
思いのほか暑い。

到着時に orijin time とdestination time が
一緒の時間になった時の
あの何ともいえない感覚
ー日本とアメリカにおける
愛する人との時空間の
共有と孤独感をとてもじゃないけど
リムジンなんかに
載せきれないじゃないか、と思った。

とにかく、感謝しきれないほど
私は笑ったし、笑い泣き(⇔)ばかりだった。

ねぇ、迷い猫を預かってくれて、
ほんとにありがとう。

最愛のjyujyu、ジョジ雄。
そして、愛くるしい個性的な
みなちゃまによろしくha。
posted by にしもとちひろ at 08:54 | TrackBack(0) | 私の日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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