2010年11月09日

神楽坂駅から牛込のほうに下りてきて

お父さんの能の発表会を観に矢来能楽堂へ出かける。

私、この能楽堂素敵、いつも思う。

観世家?、うらやましい。
くれないかしら。
くれないわよね。

いいのよぉ。

神楽坂駅から牛込のほうに下りてきて、新潮社の谷内六郎(わたし大好き!)の壁絵を眺めて、うふふって笑って、あー小さいころの弟と私みたいだわぁって毎回思ってクルッて右折すると、なんとも、ひっそりしてて、おじゃましまぁすって小声で言いたくなるような趣、矢来能楽堂。

木造モルタル造りがなんとも、なのだ。

客席後ろの十二畳くらいの空間(畳の間)の風情がこれまた最高で、毎回、嗚呼、ここをオフィスにしたい。オフィスだったらどんなに素敵。

嗚呼、ここに円卓をおいて、macはきっとダメだ。原稿用紙くらいしか、似合わないと思う。公演以外も、観世のお弟子さんがお稽古されていると思うし、そんな様子を眺めながら、仕事ができるなんて。

夢だわ。

嗚呼、うっとり。

私はこの畳の部屋で、座布団の上で野口先生の本なんかを読んでいたら、は!っと気づく。

お父さん、今日の演目はなんでしたっけ。

「野守」?!

何の話だか、まったくわかりません!
予習もしてきませんでした。

ま、いいか。
予習なんてして、本番で
ただ、その話の流れを確認するなんて、芸のない観方はしないでいいって、おっしゃってましたっけね。

その場で感じればよいと。

勉強が苦手な私のことをよく知っててくれて、ありがとう。お父さん。

仕舞だったんだけど、面(おもて)をかぶっているみたいに表情がよくて、「野守」という演目を舞ってるんじゃなくて、親父の「野守」を舞ったって感じで、親父らしい、神経の出た、人の出た、舞だなぁとほんとにそう思った。

「お尻が痛くなっちゃうねぇ」
「まったくねぇ」って
会話を最後に、目の前の寝てしまっていた、3人のおばあちゃんが親父の舞のとき、一斉に起きて、わたしはでもそれが一番嬉しかった。

おばあちゃん!起きてくれたのね!!
ありがとう∞

posted by にしもとちひろ at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | これが私たちの住むまち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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