一本道路をまたげば
コンビニやファミレスといった開発の手が見られるのに
その一角は驚くほど、何もなかったというか、
ありすぎたというか・・・・衝撃的だった。
250メートル四方の中に、およそ6500人が暮らす
街・寿町は、日雇い労働者のまちであった。
敗戦後、横浜港に近いこの街には
労働者のための簡易宿泊所が林立し、日本全国から
職を求め、肉体労働者が集まった。
しかしながら、オイルショック、バブル崩壊後、
彼らは職を得られなくなり、行き場のない、身寄りのない
方々が集まってくるようになった。
現在、彼らの多くは高齢化し、
生活保護を受けながら生活している者も多い。
高齢化率は50%を超えたという。
中華街や元町のほんのすぐ裏手にあるその場所なのに、
私は今までこの街の名前を知らなかった。
日本にもこんな街がある、それもすぐ日常の隣にだ。
恥ずかしながら、素直に驚いた。
そんな街の課題を解決するために、
NPO法人さなぎ達とFUNNYBEEという会社ができている。
行政やまして企業などが入り込まなかった地に
福祉、アート、建築分野においてプロフェッショナルスキルを持った
若者が結集した。
簡易宿泊施設の一部を改修し、ヨコハマホステルヴィレッジとして
外国人、来街者に開放したのである。
一泊3000円で泊まることができる。
これは団体運営にあたって、大きな財源となる。
自立性も含め、まだまだ課題も多いという。
でも、ボランティアでたくさんの人の集う場となる
そんな言葉では表せない求心力があった。
みなさんも是非泊まってみてほしい。
とてもいい空間だから。
私は、社会問題を鋭くえぐり、その解決に
熱く粘り強く挑む社会起業家に出会い、
「彼らの挑む現場」をこの目で見せてもらえるとき
とても幸せな温かな気分になる。
金曜日、夜。
ついたのは9時半過ぎ?だったかな。
まだ激論を交わしてる3人がみえる。
念願の社会起業家先輩谷津倉さんもいらっしゃる!
「こんばんはー」
もう半分閉まったシャッターをくぐる。
どこからか、蝉取りにくるような
短パンに帽子姿で現れた私を
「おーこんばんはー」と
自然に受け入れ、チューハイとかおつまみをだしてくださる。
床に転がったクッションに
みんな座り、小さなてづくりのテーブルのものを
つまんだりしている。
団体の課題も、この街の様子も
外部からふらっと遊びにきちゃった子に
オープンにし、一緒にどうしていったらいいかを
語れるような場。
一緒に混ぜてもらえる、居心地の良さ。
感動した。
社会問題解決に
みなが自然とマエノメリになって
熱く語り、いつのまにかとっくに1時過ぎだよ
みたいな状態。
私はその場に素直に憧れ、そして自分も
できるところまでいってみようと。
諦めずに、誠実に、ごまかさずに
憧れを追ってみようと、改めて
とても静かに決意を固めたんだよ。
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ほんと、かっこいいんさ。
製作者:岡部友彦 福島慶介 川瀬浩介
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私は毎日、寿に住むおじさん達と話をしています。関わり始めてまだ5年程ですが、寿外に出る恐さ、口にしたくない・できないという住民の思いもよくわかっているつもりです。
そして、このプロモを作った方々も、寿で新たな試みを始めている方々も、それはよくわかっていると思います。なぜなら、私は毎日のように、彼らが寿町の住民や周辺のホームレスの方々と話をしている姿を見かけるからです。そして、住民と一緒になって共に活動しているからです。
寿をかっこいいと思いかっこよく見せようとしている人はいないと感じます。寿から出るのが恐い、口にできないという人々がいるからこそ、町のイメージを変えていきたい、町の風通しをよくしたい、みんなが住みやすい町にしたい、そう思って活動しているのだと思います。
突然の書き込みで長々と失礼しました。
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